アツモリソウ、ウチョウラン、イワチドリ、希少山野草を生産販売しています。

国内産のアツモリソウ

国内産のアツモリソウ

アツモリソウ(C. macranthum var. speciosum)

 いわゆる国内で見られる”普通のアツモリソウ”です。
【分布】本州(長野県、静岡県以北)、北海道
【自生環境】中部地方では、標高1000~2000mの草地。北へ行くほど低山にも自生しています。夏に周囲の草が伸びてアツモリソウに日陰を作る草地や明るい林内に自生しています。
【草姿・花色・花期】高さ15~40cm、先の尖った楕円形に葉を三から五枚互生。五~七月に、淡紅色の花をつけます。普通は一花、花の径は4~5cm。

ホテイアツモリソウ(C. macranthum var. hotei-atsumorianum)

 世界に誇れる日本の代表的なアツモリソウ。姿や花が大きて非常に見栄えが良く、地域変異のバリエーションが多いため、非常に人気があります。
【分布】本州中部(長野:釜無,大鹿,経ヶ岳,霧ヶ峰,戸隠,安房、山梨:櫛形,八ヶ岳、新潟、岩手)、北海道(厚岸,留萌,武徳,崕山,神居古潭,大平山,定山渓,新十津川,敏音知,幾春別)、中国、ロシア。しかし、盗掘・乱獲のために、既に絶滅してしまっている地域も多く、1997年にレブンアツモリソウに相次いで特定国内希少野生動植物指定を受けました。
【自生環境】アツモリソウとほぼ同様。
【草姿】高さ20~50cm、アツモリソウに比べて幅の広い楕円形(時に円形に近いものがある)の葉を四から五枚互生し、アツモリソウに比べて全体に大きいです。
【花色】アツモリソウより濃く、桃色から紅色、黒ずんだ暗濃紅色の花と非常に多くの地域・個体バリエーションがあります。希に白花もあります。花の径は6~10cm
【花期】六月。

レブンアツモリソウ(C. macranthum ver. rebunense)

 北海道、礼文島の固有種。釜無、北海道ホテイと並んで3大人気種のひとつ。その気品溢れる姿に誰もがあこがれをいだきます。
 世界で最も美しいアツモリソウと言っても過言ではなく、当園で最も力を入れている種です。
【分布】かつては全島に自生していましたが、盗掘により激減してしまったため、厳重な保護活動が行われ、1994年特定国内希少野生動植物に指定されました。その結果、現在では保護区には約4000本以上が確認されています。
【自生環境】低山の草地から海岸に続く斜面、低山の谷筋の流れのそば、海岸のすぐ近くの低地。
【草姿】高さ15~30cm。楕円形の葉を3枚互生。
【花色】白~淡黄色。開花数日で色が抜けて白くなるタイプが多いですが、希に黄色の濃い個体も存在します。花の径は5~7cm。
【花期】自生地の花期は六~七月。

キバナアツモリソウ(C. guttatum var. yatabeanum)

 本州中部、北海道、外国ではカムチャッカ、アリューシャン列島、アラスカ南部に分布。高さ20~30cm。葉は二枚が向き合って出るので一見対葉のように見えます。花は3.5cm程。側花弁の先端部が細くくびれ、唇弁が下方に離れて、側花弁との間が空きます。茎・花茎に毛が生え、花色は淡黄色に茶褐色の斑紋が入ります。当園では同種の素心花も維持・繁殖させております。花期は六月~七月。

C.カルセオラス(C.calceolus)

 世界に最も広く分布しているアツモリソウで、北欧・スペイン・ギリシャ・イギリス・中国北部・シベリア東部、サハリンに分布します。国内では北海道本島の他、礼文島でも少数の自生が確認されています。日本のものは高さ15~60cm。ヨーロッパのものは丈が低く、20~50cm。楕円形の葉を三枚互生。一~二花をつけ、芳香があります。花被片は茶褐色~黒褐色、側花弁は長くらせん状に捻じれ、唇弁は黄色で、内側に紅色の斑点を持ちます。花期は五~六月。

アツモリソウ(C. debile)

 国内では北海道南部から九州、外国では中国・台湾に分布します。
 高さ5~10cmの小型種。二枚の葉が向き合ってつきます。

クマガイソウ(C.japonicum)

 これも分類上は、アツモリソウの仲間になります。

ドウトウアツモリソウ(C. shanxiense)

 北海道北見地方。以前はカラフトアツモリソウとして扱われていた。奥山秀樹氏によって中国北東部・ロシア極東地域に分布が知られる、シャンクシエンセの隔離分布であると指摘されました。更に1997年井上健氏の自生調査によってアロザイム解析が行われ、礼文島のカルセオラスとは異なる植物であると結論し、これに「ドウトウアツモリソウ」という仮名を与えました。当園でも数株を維持しております。

チョウセンキバナアツモリソウ(C. guttatum)

 ヨーロッパから中国・北米と広く分布しますが、国内では秋田県のごく限られた地域のみ分布しておりました。以前より趣味の世界では「デワノアツモリ」と呼ばれていましたが、チョウセンキバナアツモリの隔離分布と考えられております。地元秋田県では「オガノアツモリ」と呼ばれることもあります。しかし、もともと生息数が少ないうえに、乱獲が行われ、更に栽培が困難なことも重なって、現在維持されている個体は非常に少ないと考えられます。

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